水俣病問題に関する学習会とパネル展を開催します!

2016/5/12
水俣病問題に関する学習会とパネル展を開催します!

今年の5月1日は水俣病の公式確認から60年にあたります。水俣病問題と聞いて、皆さんはどう思われるでしょうか?「水俣病ってもう終わったのではないんですか」「チッソはすでに水銀の排水を止めたのでしょう」「水俣湾の浚渫工事をしてきれいになり、海水浴もできるようなったと新聞に出ていました」「裁判でも決着がついたと聞きました」と言われるかもしれません。
 これまでに放出された大量の水銀は、水俣湾にエコパークを作りその下に閉じ込めただけです。地震等による漏れの問題があります。政府は1977年判断条件(症状の組み合わせが必要)を最高裁で否定されたにも関わらず基準を改めようとせず、認定と補償から排除された患者がたくさんいます。水俣病と向き合ってきた医師は「真の水俣病の原因は人を人と思わない状況、人間疎外、人権無視、差別である」と述べています。
 今回は水俣病患者の支援に長く関わっている大阪府松原市の阪南中央病院から、衣川隆志さんを講師に迎えて学習会を開催するとともに、パネル展示を行ないます。ぜひご参加ください。

学習会

日 時:2016年5月20日(金)午後7時~9時
 場 所:尼崎市立地域総合センター上ノ島(本館)
 講 師:衣川隆志さん(水俣病に向きあう会)

パネル展

日 時:2016年5月16日(月)~20日(金)
 場 所:尼崎市立地域総合センター上ノ島(本館)